#1690. 自家製の腊腸・腊肉を使った美味な煲仔飯 - おまかせ季節前菜六種盛り合わせ + 自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯 @一楽.横浜中華街

2018-03-02

横浜中華街中華街大通り一楽 (いちらく) にて晩飯。

2ヶ月前の訪問で食べたの季節メニュー煲仔飯 (ボウチャイファン) の美味しさが忘れがたく、これを食べるつもりで昼食を軽めにして胃袋を開けての訪問。 我ながら食物に対する業が深いなあ(笑)

時期併盆 (おまかせ季節前菜六種盛り合わせ) @一楽.横浜中華街

時期併盆 (おまかせ季節前菜六種盛り合わせ) @一楽.横浜中華街

煲仔飯は、オーダーしてから炊き上げるので、ちょっと時間がかかる。 煲仔飯と一緒に時期併盆 (おまかせ季節前菜六種盛り合わせ) をオーダーして、これを酒肴にしてゆるゆるとビールを楽しむ。

通常、併盆 (前菜の盛り合わせ) と言うと、小盆でも2,3人ぐらいで丁度良いぐらいの量になるが、一楽時期併盆 は、完全にお一人様向けになっている。 一つ一つが小さめで、かつ、6種類の異なる味わいは、酒飲み向けの酒肴といった塩梅で、実に楽しい。 これでビールをやっつけていると、幸せな気分になる。

腊腸腊肉煲仔飯 (自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯) @一楽.横浜中華街

腊腸腊肉煲仔飯 (自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯) @一楽.横浜中華街

さて、そうこうしているうちに、メニューの腊腸腊肉煲仔飯 (自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯) が炊き上がって、サーブされる。

煲仔飯 (ボウチャイファン) は、広東料理 (粤菜) ではポピュラーな煲仔 (土鍋) で炊き上げるご飯料理。 一緒に炊き上げるときに入れる食材により様々なバリエーションがあり、実に奥深い。 腊腸腊肉煲仔飯は、腊腸 (ラーチャン, 腸詰) と 腊肉 (ラーロウ, 干肉) を入れている。

腊腸腊肉腊味 (ラーウェイ) というカテゴリーの食材になる。 腊味 (ラーウェイ) の腊は臘、つまり陰暦12月。 転じてこの時期に乾燥した大気でヒモに吊るして風乾した豚肉腸詰鶏肉などの干物薫製を指す。 つまり、腊味は、冬の保存食であり、の味覚でもある。 干すことで旨味が凝縮されて、濃厚な味わいを持つ食材だ。

その腊腸腊肉をご飯に炊き込むことで、旨味と油が程良くご飯にまわり、実に美味しくなるのだ。

腊腸腊肉煲仔飯 (自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯) @一楽.横浜中華街

腊腸腊肉煲仔飯 (自家製干肉、腸詰の土鍋ご飯) @一楽.横浜中華街

煲仔飯は土鍋のご飯をよく混ぜて、味が均一になったところで食べるのがお約束。

煲仔飯にはタレがかけてあるものだけど、あんまりたっぷりとかけられると、米自体の美味しさや甘味が霞んでしまうことがある。 この腊腸腊肉煲仔飯のタレは控えめで、米自体の美味しさが引き立つようで、実に良い。

今回の腊腸腊肉は、一楽の自家製とのことで、実に良い出来具合。 噛みしめるほどにじんわりと味わいが広がり、米の甘さと相まって幸せな気分になる。

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