#300. 蕪と雪

2000-02-08

半右衛門が仕度したのは、蕪の味噌汁であった。
乱切りにした蕪を煮くずれるまで煮た、熱い味噌汁で、これを炊きたての飯をかけて食べる。九州のほうでは、これを船頭飯というのだそうだ。
こりゃあ、旨い
梅安は、二杯もお代わりをした。

-- 池波正太郎, 梅安冬時雨

昨日の暖かさがウソのような寒さで、雪まで降りはじめている。早々に仕事を切り上げ帰宅し、熱燗をちびちびやりながら、船頭飯の準備。もう少し煮こむと船頭飯ができあがるのだけど、酒のツマミに鍋からを少し失敬。これはこれで美味しいんだ。

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