1999-11-30
「でも、わたしにはお祈りのしかたというのがよくわからないのよ。あなたはお祈りをすることがある?」「そうしょっちゅうじゃないが、たまにはする」「なにを祈るの?」「力を与えて欲しい --- だいたいそういう祈りだな」「力?」「何かをやるための力だ。または何かに耐えるためとか。そういう力だ」「それで、祈るとその力は得られるの?」「ああ」と私は答えた。「たいてい得られる」
-- ローレンス・ブロック著, 田口俊樹訳, 死者の長い列
「祈り」が必要な一日。何処とも知れず雑踏を歩む。明日一日に立ち向かう勇気が私には必要だ。
#702. 春の気分:
2006-04-18 芥川 龍之介,春の夜は或春の夜、僕は路ばたに立ち止つた馬車の側を通りかかつた。馬はほつそりした白馬(しろうま)だつた。僕はそこを通りながら、ちよつとこの馬の頸すぢに手を触れて見たい誘惑を感じた。春の夜を抜けて帰宅。ブラインドを上げて窓を開け...
#472. ヘミングウェイ海流のなかの島々風ジン・トニック改:
2001-08-06 アーネスト・ヘミングウェイ著、沼澤洽治(ぬまさわこうじ)訳,海流のなかの島々トマス・ハドソンはバーに入った。中は涼しくて、珊瑚土のまぶしい照り返しに慣れた目には、真っ暗に見える。ジン・トニックにライムの薄切りを一枚、それにアンゴスツラ・ビタ...
#300. 蕪と雪:
2000-02-08 池波正太郎,梅安冬時雨半右衛門が仕度したのは、蕪の味噌汁であった。乱切りにした蕪を煮くずれるまで煮た、熱い味噌汁で、これを炊きたての飯をかけて食べる。九州のほうでは、これを船頭飯というのだそうだ。こりゃあ、旨い 梅安は、二杯もお代わりをした...
#291. ビールもう一杯:
2000-01-27 虚無の歌萩原朔太郎午後の三時。広漠とした広間の中で、私はひとり麦酒を飲んでた。だれも外に客がなく、物の動く影さへもない。煖炉は明るく燃え、扉の厚い硝子を通して、晩秋の光が侘しく射してた。白いコンクリートの床、所在のない食卓、脚の細い椅子の数...
#241. マティーニ@ホーム:
1999-10-28 ロバート・B・パーカー著、菊池光訳,歩く影ヒーリイがマーティニを持ち上げてちょっと眺め、一口飲んだ。飲み下してゆっくりと首を振った。マーティニは絶対に期待を裏切らないよ彼が言った。私はうなずいた。私の方はアイリッシュ・ウィスキイを何オンスか...
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#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
2018-03-25 横浜中華街・市場通りの華錦飯店(かきんはんてん)にて晩飯。こちらは隣の魚屋が経営母体の中華料理店。このため海鮮料理に強いと言われている。また、経営者の出身地が福建とのことで、一般的な中華料理を中心に、福建料理(閩菜)を少し加えたメニュー構成...
#1701. 横浜中華街で中国茶 - 龍井茶 @隆記.横浜中華街:
2018-03-25 オフィスでは、だいたい中国茶を飲んでいる。自分用の中国茶マグ・カップで、茶葉の種類を変えつつ何杯も飲んでいるが、これがコーヒーよりも精神バランスに良い感じで、リラックスして、かつ、集中できる感じ。正念場・修羅場・短時間でいいから集中がほしい...
#1700. アットホームな広東料理店 - 春巻 + 咸蛋蒸肉餅 (塩タマゴと豚肉の蒸し) @龍鳳酒家.横浜中華街:
2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
#1699. 横浜・元町で米国式スタンダードな朝食を - ブレックファスト・プレート + 玉子1個追加 @バイ・ミー・スタンド.代官坂.元町.横浜:
2018-03-24 横浜・元町・代官坂のバイ・ミー・スタンド(BUY ME STAND)元町店 にて朝食。ここはユニークかつ美味しいサンドイッチを出す店。朝8時から開店していて、ゴージャスな朝食が食べられるので、朝から開店している飲食店が少ない元町近辺では貴重...