#638. 難敵!名古屋名物ヨコイのあんかけスパゲッティ - 旅の途中、名古屋で新幹線を降りる。

2004-08-29

旅の途中、名古屋で新幹線を降りる。 目的は観光ではなくランチ名古屋名物のあんかけスパゲッティを食べるためである。

昔、何年か名古屋に住んだことがあり、そのときにおいしいものを幾つか覚えた。 ひつまぶし味噌カツ手羽先から揚げ天むすきしめん味噌煮込みうどん… でも、横浜へ引越した今でも、時折、夢に出てきて悩ませるのは名古屋にある有名店・ヨコイのあんかけスパゲッティである。

名古屋名物ヨコイのあんかけスパゲッティ

あんかけと言っても、餡子 (あんこ) がかかっているわけではない。 とろみのついたトマトベースのスパイシーソースがかかっているのであんかけと呼ばれているのだ。 日本料理や中華料理で、片栗粉でとろみをつけたものをあんと呼ぶことからきている。

もちろん、ソースの味が決め手ではあるのだが、他にもいろいろ特徴がある。 まず、スパゲティーが太い。 どう考えても通常の 1.5 倍から 2 倍ぐらいの太さがあり、まるで饂飩 (うどん) のようだ。 更にそれをフライパンで具と炒めたあわせるため、とても脂っこくなる。 具は色々だが、ヨコイミラカン(ミラネーゼ・カントリー)の場合は、玉ねぎと 赤いソーセージだ。 赤いソーセージ… 今時、こんなソーセージはほとんど見かけないのだが、ミラカンの場合は、どうしてもこのソーセージでないとダメだ、というのが、ヨコイ・ファンの一致するところなのだ。

名古屋名物ヨコイのあんかけスパゲッティ

とどめは、量が多いヨコイスパゲティーは、どう考えても普通のスパゲティー屋の1.5 倍ぐらいの量がある。 大盛りも頼めるのだが、何も知らずに大盛りの 1.5 (いちはん) を頼むと、出てきたスパゲティーを見て、途方に暮れることなる。

整理すると山盛りの脂っこい太麺に、炒めた玉葱と真っ赤なソーセージを具にした、トマトベースのスパイシーソースをかけたスパゲティーということになる… なんか、おいしくなさそう (苦笑) だが、これがなぜか病みつきなるのである。

で、旅の途中、わざわざ寄り道をして食べるのだが、実は、それ相応の準備が必要となる。 まず、体調を保つために前日は一滴も酒を呑まない。 ビールもダメ。 夕食は軽く、饂飩とかにして、当日は朝食抜き。 で、空腹でがつがつ食べられる状況で、ランチにヨコイのあんかけスパゲッティなのである。

さて、体調はベスト。 とても空腹。 ヨコイミラカンの 1.5 を頼んで。いざいざいざ。

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あんかけスパゲッティ

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