2000-02-23
今は 二月 たつた一度だけ
夢のなかに ささやいて ひとはゐない
だけれども たつた一度だけ
そのひとは 私のために ほほゑんだ
さう! 花は またひらくであらう
さうして鳥は かはらずに啼いて
人びとは春のなかに笑みかはすであらう-- 立原道造, 浅き春に寄せて
風が止んだ。ほんの少しだけ、数日来の寒さが和らいだような気がする。
会社からの帰宅の途中、マフラーをバッグに放り込み、コートのポケットから手を出し、てくてく歩く。
桜の樹の下で、薄い闇を通して枝を見上げる。もちろん、そこには何もないのだけれど。
#244. 雨ノ後ニ思ヒキタルコト:
1999-11-01 立原道造,暁と夕の詩やがて 秋が 来るだらう 夕ぐれが親しげに僕らにはなしかけ 樹木が老いた人たちの身ぶりのやうに あらはなかげを くらく夜の方に投げ すべてが不確かにゆらいでゐる かへつて しづかな あさい吐息にやうに…・(昨日でないばか...
#739. ぼくたちは働かなければならない:
2007-12-23 田村 隆一,頬を薔薇色に輝かせて ニューヨークの六日間神は たった六日間で ぼくらの世界を創ってしまったというのだから居心地の悪いのも無理はない おまけに気まぐれで神経質な神は 七日目にその手を休めてしまったのだから かわりにぼくたちは働か...
#668. あじさゐ夜:
2005-06-22 萩原朔太郎,こころこころをば なににたとへん こころは あじさゐの花 ももいろに咲く日はあれど うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて 梅雨のじっとりと湿った夜。ひどく疲れた気分で薄暗い道を歩く。薄膜のようなものが自分の感覚の上を覆っている...
#654. 春宵一刻値千金:
2005-03-18 この言葉を日本の諺(ことわざ)のように思っている人もいるようだが、中国の宋代の詩人・蘇東坡(そとうは)の詩の一節だ。春宵一刻値千金の後は、次のように続く。蘇東坡,春宵春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)花有清香月有陰(はなに...
#614. 秋刀魚をくふ:
2003-09-23 佐藤春夫,秋刀魚の歌あはれ 秋風よ 情あらば伝えてよ ----男ありて 今日の夕餉に ひとり さんまを食ひて 思ひにふける と。居酒屋で秋刀魚(サンマ)を頼む。秋刀魚を食べるとき、何となくキレイに食べつくすことが挑戦のような気持ちになる。右...
#423. 雪の夜、部屋に独り居て:
2001-01-20 中原中也,雪の賦雪が降るとこのわたくしには、人生が、かなしくもうつくしいものに---- 憂愁にみちたものに、思へるのであつた。今年はいつもの年より雪が降るのだろうか…そんな、ことを考えながら、窓の外、夜の向こうの雪を見ている。冷え切った部屋...
more 詩人: 13 ...
#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよく合う。これを生椎茸を筍とあわせなかった...
#1651. くらげと蒸し鶏の生春巻き プラムソース添え + 牛スネ肉の冷菜 白酒の香り @一楽.横浜中華街:
2017-05-01 一皿目は、春の季節メニューからくらげと蒸し鶏の生春巻き プラムソース添えをオーダー。一楽は、ときどきこういった変化球みたいな季節料理を出してくる。これはベトナム料理の生春巻きであるゴイ・クオン(Gỏi cuốn)、ネム・クオン(Nem cu...
#1644. 春の食材を堪能 - マコモ竹と春竹の子の強火炒め + 桜エビと地野菜のうす塩炒め @一楽.横浜中華街:
2017-04-13 先日も同じ料理を食べたばかりだけど、どうしても食べたくなってしまい、春の季節メニューからマコモ竹と春竹の子の強火炒めをオーダー。これは干煸春笋だと思う。春筍のしゃりっと食感が楽しくて、いくらでも食べられそう。二皿目も春メニューから桜エビと地...
#1641. 今年も大好きな春メニュー - マコモ竹と春竹の子の強火炒め + 豚スネ肉の冷菜 白酒の香り + 干し海老と春キャベツの春巻@一楽.横浜中華街:
2017-04-08 本日は春の季節メニューからオーダー。春メニューからマコモ竹と春竹の子の強火炒めをオーダー。春になると食べたくなるのが筍。特に一楽のマコモ竹と春竹の子の強火炒めは、ここ数年の楽しみとなっている。マコモ竹と春竹の子の強火炒めは干煸春笋だと思う。...
#1640. 観桜 2017@大岡川.横浜市中区:
2017-04-07 夕暮れどき、桜を眺めながら大岡川(おおおかがわ)沿いをぶらぶらと散歩。暮色、というのだろうか。泣きたくなるような色合い。夜が紗のように降りてくる。
more 春: 63 ...
#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
2018-03-25 横浜中華街・市場通りの華錦飯店(かきんはんてん)にて晩飯。こちらは隣の魚屋が経営母体の中華料理店。このため海鮮料理に強いと言われている。また、経営者の出身地が福建とのことで、一般的な中華料理を中心に、福建料理(閩菜)を少し加えたメニュー構成...
#1701. 横浜中華街で中国茶 - 龍井茶 @隆記.横浜中華街:
2018-03-25 オフィスでは、だいたい中国茶を飲んでいる。自分用の中国茶マグ・カップで、茶葉の種類を変えつつ何杯も飲んでいるが、これがコーヒーよりも精神バランスに良い感じで、リラックスして、かつ、集中できる感じ。正念場・修羅場・短時間でいいから集中がほしい...
#1700. アットホームな広東料理店 - 春巻 + 咸蛋蒸肉餅 (塩タマゴと豚肉の蒸し) @龍鳳酒家.横浜中華街:
2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
#1699. 横浜・元町で米国式スタンダードな朝食を - ブレックファスト・プレート + 玉子1個追加 @バイ・ミー・スタンド.代官坂.元町.横浜:
2018-03-24 横浜・元町・代官坂のバイ・ミー・スタンド(BUY ME STAND)元町店 にて朝食。ここはユニークかつ美味しいサンドイッチを出す店。朝8時から開店していて、ゴージャスな朝食が食べられるので、朝から開店している飲食店が少ない元町近辺では貴重...