2005-06-22
こころをば なににたとへん
こころは あじさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて-- 萩原朔太郎, こころ
梅雨のじっとりと湿った夜。ひどく疲れた気分で薄暗い道を歩く。薄膜のようなものが自分の感覚の上を覆っている。酒を呑みたい気分でもなく、誰かと話をしたいという気分でもない。ただ、何も考えず、静かにどこかに沈んでゆきたい。
#706. 紫陽花日記:
2006-05-28 走り梅雨の晴れ間の休日、近所を散歩。去年は気が付かなかった、紫陽花(あじさい)の茂みに気づく。梅雨が来るから紫陽花が咲くのではない。紫陽花が咲くから梅雨が来る。まだ花開くには、もう少し先。梅雨は、そう、まだ数日は先だろうか。
#463. 紫陽花剪定:
2001-07-02 紫陽花(あじさい)の花が終わった。朝、近所を歩いていると、顔見知りのおじさんが、庭先で紫陽花を剪定(せんてい)していた。もう、だいぶ枯れている紫陽花の花枝を、ばさり、ばさり、と。梅雨らしい雨も降らず、このまま夏がやって来るのだろうか。僕は、...
#361. 身を持ちくづす:
2000-06-28 永井荷風紫陽花や身を持ちくづす庵の主 雨の休日を終日無為に過す。寝台で雨音を聞きながら憂鬱を持て余す。CD にも本にも気が乗らず、まだ夕食前だと言うのに酒でも呑みたい気分…と、深酒になりそうな予感。
#739. ぼくたちは働かなければならない:
2007-12-23 田村 隆一,頬を薔薇色に輝かせて ニューヨークの六日間神は たった六日間で ぼくらの世界を創ってしまったというのだから居心地の悪いのも無理はない おまけに気まぐれで神経質な神は 七日目にその手を休めてしまったのだから かわりにぼくたちは働か...
#654. 春宵一刻値千金:
2005-03-18 この言葉を日本の諺(ことわざ)のように思っている人もいるようだが、中国の宋代の詩人・蘇東坡(そとうは)の詩の一節だ。春宵一刻値千金の後は、次のように続く。蘇東坡,春宵春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)花有清香月有陰(はなに...
#614. 秋刀魚をくふ:
2003-09-23 佐藤春夫,秋刀魚の歌あはれ 秋風よ 情あらば伝えてよ ----男ありて 今日の夕餉に ひとり さんまを食ひて 思ひにふける と。居酒屋で秋刀魚(サンマ)を頼む。秋刀魚を食べるとき、何となくキレイに食べつくすことが挑戦のような気持ちになる。右...
#423. 雪の夜、部屋に独り居て:
2001-01-20 中原中也,雪の賦雪が降るとこのわたくしには、人生が、かなしくもうつくしいものに---- 憂愁にみちたものに、思へるのであつた。今年はいつもの年より雪が降るのだろうか…そんな、ことを考えながら、窓の外、夜の向こうの雪を見ている。冷え切った部屋...
#419. 誰もが 21 世紀の新年に挨拶を送る:
2001-01-04 谷川俊太郎,新年一月は 何も始めたくない月 いっそこのままこたつの中で 眠りこみたい月 近所の神社に初詣。帰り道で大将のキジ猫に挨拶。コンビニでアルバイトの店員と雑談。夕暮れの道を帰宅。21世紀だと言うのに、それほど新しくもない新年。長い夜...
more 詩人: 13 ...
#291. ビールもう一杯:
2000-01-27 虚無の歌萩原朔太郎午後の三時。広漠とした広間の中で、私はひとり麦酒を飲んでた。だれも外に客がなく、物の動く影さへもない。煖炉は明るく燃え、扉の厚い硝子を通して、晩秋の光が侘しく射してた。白いコンクリートの床、所在のない食卓、脚の細い椅子の数...
#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
2018-03-25 横浜中華街・市場通りの華錦飯店(かきんはんてん)にて晩飯。こちらは隣の魚屋が経営母体の中華料理店。このため海鮮料理に強いと言われている。また、経営者の出身地が福建とのことで、一般的な中華料理を中心に、福建料理(閩菜)を少し加えたメニュー構成...
#1701. 横浜中華街で中国茶 - 龍井茶 @隆記.横浜中華街:
2018-03-25 オフィスでは、だいたい中国茶を飲んでいる。自分用の中国茶マグ・カップで、茶葉の種類を変えつつ何杯も飲んでいるが、これがコーヒーよりも精神バランスに良い感じで、リラックスして、かつ、集中できる感じ。正念場・修羅場・短時間でいいから集中がほしい...
#1700. アットホームな広東料理店 - 春巻 + 咸蛋蒸肉餅 (塩タマゴと豚肉の蒸し) @龍鳳酒家.横浜中華街:
2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
#1699. 横浜・元町で米国式スタンダードな朝食を - ブレックファスト・プレート + 玉子1個追加 @バイ・ミー・スタンド.代官坂.元町.横浜:
2018-03-24 横浜・元町・代官坂のバイ・ミー・スタンド(BUY ME STAND)元町店 にて朝食。ここはユニークかつ美味しいサンドイッチを出す店。朝8時から開店していて、ゴージャスな朝食が食べられるので、朝から開店している飲食店が少ない元町近辺では貴重...