#169. 夏への扉

1999-07-26

ピートは、冬になると決まってへの扉を探しはじめる。かれは、数多いドアの一つが、へ通じていると固く信じているのだ。1970年12月 3 日、かくいう僕もへの扉を探していた。

-- ロバート・A・ハインライン著, 福島正実訳, 夏への扉

夕暮、午睡から目を覚ます。今年初めての蝉の声を聞く。梅雨が終りがはじまる。きっとへの扉は開く。ピートのような猫がいなくとも。多分、きっと。

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