1999-07-26
ピートは、冬になると決まって夏への扉を探しはじめる。かれは、数多いドアの一つが、夏へ通じていると固く信じているのだ。1970年12月 3 日、かくいう僕も夏への扉を探していた。
-- ロバート・A・ハインライン著, 福島正実訳, 夏への扉
夕暮、午睡から目を覚ます。今年初めての蝉の声を聞く。梅雨が終り夏がはじまる。きっと夏への扉は開く。ピートのような猫がいなくとも。多分、きっと。
#702. 春の気分:
2006-04-18 芥川 龍之介,春の夜は或春の夜、僕は路ばたに立ち止つた馬車の側を通りかかつた。馬はほつそりした白馬(しろうま)だつた。僕はそこを通りながら、ちよつとこの馬の頸すぢに手を触れて見たい誘惑を感じた。春の夜を抜けて帰宅。ブラインドを上げて窓を開け...
#472. ヘミングウェイ海流のなかの島々風ジン・トニック改:
2001-08-06 アーネスト・ヘミングウェイ著、沼澤洽治(ぬまさわこうじ)訳,海流のなかの島々トマス・ハドソンはバーに入った。中は涼しくて、珊瑚土のまぶしい照り返しに慣れた目には、真っ暗に見える。ジン・トニックにライムの薄切りを一枚、それにアンゴスツラ・ビタ...
#300. 蕪と雪:
2000-02-08 池波正太郎,梅安冬時雨半右衛門が仕度したのは、蕪の味噌汁であった。乱切りにした蕪を煮くずれるまで煮た、熱い味噌汁で、これを炊きたての飯をかけて食べる。九州のほうでは、これを船頭飯というのだそうだ。こりゃあ、旨い 梅安は、二杯もお代わりをした...
#291. ビールもう一杯:
2000-01-27 虚無の歌萩原朔太郎午後の三時。広漠とした広間の中で、私はひとり麦酒を飲んでた。だれも外に客がなく、物の動く影さへもない。煖炉は明るく燃え、扉の厚い硝子を通して、晩秋の光が侘しく射してた。白いコンクリートの床、所在のない食卓、脚の細い椅子の数...
#257. 祈る:
1999-11-30 ローレンス・ブロック著,田口俊樹訳,死者の長い列でも、わたしにはお祈りのしかたというのがよくわからないのよ。あなたはお祈りをすることがある?そうしょっちゅうじゃないが、たまにはするなにを祈るの?力を与えて欲しい --- だいたいそういう祈り...
more 小説: 8 ...
#1557. 海老とトマトの冷やし麺 - 鹵素面@獅門酒楼.横浜中華街:
2015-09-05 鹵素面(海老と夏野菜の冷やし麺)をオーダー。この鹵素面は、獅門酒楼でここ何年か夏の冷たい麺として出している。よく冷えたとろみのある塩味のスープとサッパリとした具材を合わせた上品な料理となっている。
#1556. 空芯菜の炒め物 海老味噌+ウナギ入り黒醤油チャーハン@一楽.横浜中華街:
2015-09-01 横浜中華街・中華街大通りの一楽(いちらく)にて晩飯。一皿目は空芯菜の炒め物をオーダー。中国語では炒空芯菜かな? 野菜はあんまり食べない人間なんだけど、定期的に食べたくなることがあり、本日はそんな気分。空芯菜(くうしんさい,コンシンツァイ)は...
#1554. トマト入り冷やし担々麺@獅門酒楼.横浜中華街:
2015-08-29 夏の麺メニューからトマト入り冷やし担々麺をオーダー。これは担々麺の日本風にアレンジした料理というところかな。濃厚な芝麻醤に辛味が効いていて、食べ始めると止まらない感じ。
#1552. 丹沢もやしと黄ニラの炒め+ハタの蒸し物 カリカリ大豆ソースがけ+ウナギ入り黒醤油チャーハン@一楽.横浜中華街:
2015-08-27 〆に夏の季節メニューから、ウナギ入り黒醤油チャーハンをオーダー。最近、横浜中華街でも出す店が増えてきた黒醤油炒飯に鰻の蒲焼きが乗っているという、ちょっと贅沢な一品。鰻の蒲焼きなんてのは、中国には無いはずだから、一楽特製なのかな? 黒醤油炒飯...
#1545. 安定の美味しさ - イベリコ豚と苦瓜の豆鼓炒め+甘エビの香港風オリーブ炒め@一楽.横浜中華街:
2015-08-11 横浜中華街・中華街大通りの一楽(いちらく)にて晩飯。一皿目はイベリコ豚と苦瓜の豆鼓炒めをオーダー。豆豉(トーチ,トウチ,トーシ)は、黒豆の発酵食品。中華料理ではゴーヤ(苦瓜)と豆豉はポピュラーな組み合わせだと思う。イベリコ豚をゴーヤの苦味と...
more 夏: 62 ...
#1164. 猫小物@ゆめ猫.横浜中華街:
2013-07-13 横浜中華街・太平道に猫アートギャラリーゆめ猫という小店舗が本日オープンした。以前は、大徳堂漢薬局という漢方薬局のお店だったところ。早速訪問。ゆめ猫は、猫をモチーフにした小物、衣料品、バッグなどを販売している。店内すべてが猫・猫・猫… 猫好き...
#711. 身体を夏にする:
2006-08-06 横浜中華街で遅いランチ。その後、大さん橋に移動する。サブゼロのオープンカフェでバス・ペール・エール。待っている間に、あ、蚊取り線香の匂いと呟いたら、店員が夏の匂いですからと。ああ、そうだね。陽射しがあんまり強くて、15分ほどで撤退。いや、急...
#545. 夏季限定猫的集中力:
2002-08-12 コンクリートの上。猫がじっと見ている。蝉の死骸。
#137. ハッピー?:
1999-06-15 ノラ猫と目が合い、お互いに固まる。ハッピー?とテレパシーを送ってみる。ピピピ。
#12. 僕は彼女に服を脱げと言った:
1998-09-25 僕は彼女に服を脱げと言った 薄明るい夜空の下で音も無く櫻が散る まっすぐ延びる櫻並木の下で彼女が黒いドレスを脱ぐ 風が梢を揺らす一瞬 彼女の姿が櫻で見えなくなる 街燈の下の彼女の顔は暗く陰り魔女のようだけど 気がつけば白い下着の彼女は寒さに...
more 猫: 6 ...
#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
2018-03-25 横浜中華街・市場通りの華錦飯店(かきんはんてん)にて晩飯。こちらは隣の魚屋が経営母体の中華料理店。このため海鮮料理に強いと言われている。また、経営者の出身地が福建とのことで、一般的な中華料理を中心に、福建料理(閩菜)を少し加えたメニュー構成...
#1701. 横浜中華街で中国茶 - 龍井茶 @隆記.横浜中華街:
2018-03-25 オフィスでは、だいたい中国茶を飲んでいる。自分用の中国茶マグ・カップで、茶葉の種類を変えつつ何杯も飲んでいるが、これがコーヒーよりも精神バランスに良い感じで、リラックスして、かつ、集中できる感じ。正念場・修羅場・短時間でいいから集中がほしい...
#1700. アットホームな広東料理店 - 春巻 + 咸蛋蒸肉餅 (塩タマゴと豚肉の蒸し) @龍鳳酒家.横浜中華街:
2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
#1699. 横浜・元町で米国式スタンダードな朝食を - ブレックファスト・プレート + 玉子1個追加 @バイ・ミー・スタンド.代官坂.元町.横浜:
2018-03-24 横浜・元町・代官坂のバイ・ミー・スタンド(BUY ME STAND)元町店 にて朝食。ここはユニークかつ美味しいサンドイッチを出す店。朝8時から開店していて、ゴージャスな朝食が食べられるので、朝から開店している飲食店が少ない元町近辺では貴重...