#492. かもねぎ

2001-11-25

ぼちぼち 12月。 だんだんと寒くなるこの時期に、うまいモノと言えば、合鴨ゴボウのササガキとかと一緒に鴨鍋なんていうのもいいけれど、やはり、この時期の鴨せいろは、外せない。

温かいお蕎麦鴨南蛮蕎麦(かもなん)は、割りとポピュラーだが、鴨せいろがメニューに無い蕎麦屋も多いようだ。

の入った温かい蕎麦汁(そばつゆ)に、せいろ蕎麦 (冷たいお蕎麦) をつけて食べるのが鴨せいろ。 この温かい汁(つゆ)を鴨汁と呼び鴨せいろは、鴨汁せいろ鴨汁蕎麦とも言う。

薄く鴨の脂が浮いた温かい鴨汁は、見ているだけで唾がわいてくる。 この汁 (つゆ) に、冷たいせいろ蕎麦をたっぷりとつけ--ついでに葱を一緒に--口中に啜り込む。 冷たい蕎麦と、鴨のエキスの溶け出した汁の組み合わせは絶妙。 鴨南蛮蕎麦 (かもなん) と違い、たっぷりと蕎麦の香りが楽しめるのがうれしい。 次は、鴨肉を一口。噛むと、何とも柔らかでジューシーで香ばしい。 蕎麦汁をくぐることで、一層の味わいが出ているのだ。

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