#1655. 初詣 @元町厳島神社.元町.横浜:
2018-01-01 原 石鼎ゆめもなく 覚めたる軒の 初日かな 元町にある元町厳島神社に初詣。横浜中華街の自宅から徒歩数分。今年は黒縁眼鏡の巫女sさんがいて、良いことがありそうな予感(笑)
#1101. 桜は独りで咲いて、独りで散る:
2013-03-29 正岡子規ほろほろとひとりこぼるゝ桜哉 桜は独りで咲いて、独りで散るものだ。僕らの心情とは無縁に。でも、ふらふらと桜を探す散歩は終わかと思うと切ない気分。
#751. 十六夜:
2008-09-15 松尾芭蕉十六夜はわづかに闇の初め哉 遅い夏季休暇をとって、海辺のホテルに宿泊。海の上には十六夜の月。薄い雲を通して朧に映す。暗さを増した月を眺め、馬齢を重ねた自分を省みる。そんな歳になったのかとも思うのだけれど。
#657. 桜は、いつも不思議だ。:
2005-04-07 松尾芭蕉さまざまのこと思ひ出す桜かな 宵闇の中を帰宅する。途中、桜並木の下で、花の開いている様子に驚く。朝にはまだ蕾(つぼみ)も多かったのに…。不思議な気分で桜を仰ぎ見る。夜の闇の中で花弁の開く気配。そうだ。桜は、いつも不思議だ。
#645. 消えてしまうもの:
2004-12-29 種田山頭火雪をよろこぶ児らにふる雪うつくしき いつの間にか雨が雪に変わって、横浜では初雪。コーヒーを飲みながら窓の外を眺めていると、子供が雪空を見上げている。僕も、少しの間、空を眺める。とめどなく降る雪を。
#631. 初鰹・戻鰹:
2004-05-22 松尾芭蕉鎌倉を生きて出でけむ初鰹 少し雨が強くなった。明日は台風が直撃するというニュースを聞きながら、独り酒を酌む。不思議な気分だ。酒は熱燗だし、肴は鰹のたたき。5月だというのに、季節が裏返って、鰹がまるで戻鰹(もどりがつお)のような気にな...
#589. あなたのご近所のクローン:
2003-03-29 種田山頭火さくらさくらさくさくらちるさくら 日本には桜が 100 種類以上あるが、普段見かける桜はたいていはソメイヨシノである。このソメイヨシノは人間が交配によって作り出した種で自家受粉できない。このため、日本にあるソメイヨシノは全て人手に...
#571. 雪がふるふる:
2002-12-09 種田山頭火雪がふるふる雪見てをれば 雪の日には雪を見ている。ぼんやりと窓の外を。ふと立ち止まって空を。胸のうちの暗闇を。
#566. 夕紅葉:
2002-11-19 三橋鷹女この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 列車の吊革に掴まり、本を読んでいた。ふと、目をあげると夕陽の街。走り去る風景に紅葉を見つける。見えなくなっても、しばらく胸の内に、染み入る深い赤。
#516. 桜鬼二人:
2002-03-21 一茶山桜人をば鬼と思ふべし 闇の中、桜の下を歩く。ふと、思い出す。桜の樹の下には桜鬼(はなおに)と言う鬼が棲むという。隣を歩く君の不確かな姿。闇は深い。
#449. 目には青葉:
2001-05-04 山口素堂目には青葉 山ほととぎす 初かつを(山口素堂のこの句は目に青葉とされることがあるが、これは誤り。目には青葉が正しい)買い物を兼ねて散歩へ。商店街をぶらぶらしていると、鰹(かつお)の値段もそろそろこなれてききている様子。それで、昼ご飯...
#420. 新年の雪:
2000-01-07 初代 中村吉右衛門雪の日や雪のせりふを口ずさむ 曇った窓ガラスを、何度も拭い、降り出した雪を眺めている。車が雪を跳ね散らす湿った音。いつもの夜にも増して、夜が深いように感じる。僕は、内省的な気分になると同時に…からっぽの冷蔵庫という、散文的...
#389. 雨の日は雨を聴く:
2000-09-17 種田山頭火山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし グータラして遅くまで寝ていたら、雷に起こされる。テレビでは、キャスターが台風の影響だとハナシをしている台風の影響だとハナシをしている。冷蔵庫はほとんど空...
#361. 身を持ちくづす:
2000-06-28 永井荷風紫陽花や身を持ちくづす庵の主 雨の休日を終日無為に過す。寝台で雨音を聞きながら憂鬱を持て余す。CD にも本にも気が乗らず、まだ夕食前だと言うのに酒でも呑みたい気分…と、深酒になりそうな予感。
#108. 春の夜:
1999-04-13 正岡子規春の夜や屏風の陰に物の息 春の光、春風駘蕩。春には、なんとも新しくて命の横溢する気配がある一方、闇に深さがある。冬の闇とは異なる、何とも悩ましげな気配。多分それは、闇に巣食う妖怪たちの気配。彼が言う物の息はソレだ。
#83. 冬の雨:
1999-01-25 松尾芭蕉面白し雪にやならん冬の雨 帰宅時に雨。折畳み傘もあったし、タクシーをつかまえることも考えたけど、それほど寒くなかったので、結局、パーカーとデイパックのフラップをきっちり閉めて、ポケットに手を突っ込み、傘をささずに雨の中を歩いて帰宅。...
#1703. 春を感じるご馳走 - 春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み + 桜海老と春野菜の土鍋ご飯 山椒風味 @一楽.横浜中華街:
2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
2018-03-25 横浜中華街・市場通りの華錦飯店(かきんはんてん)にて晩飯。こちらは隣の魚屋が経営母体の中華料理店。このため海鮮料理に強いと言われている。また、経営者の出身地が福建とのことで、一般的な中華料理を中心に、福建料理(閩菜)を少し加えたメニュー構成...
#1701. 横浜中華街で中国茶 - 龍井茶 @隆記.横浜中華街:
2018-03-25 オフィスでは、だいたい中国茶を飲んでいる。自分用の中国茶マグ・カップで、茶葉の種類を変えつつ何杯も飲んでいるが、これがコーヒーよりも精神バランスに良い感じで、リラックスして、かつ、集中できる感じ。正念場・修羅場・短時間でいいから集中がほしい...
#1700. アットホームな広東料理店 - 春巻 + 咸蛋蒸肉餅 (塩タマゴと豚肉の蒸し) @龍鳳酒家.横浜中華街:
2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
#1699. 横浜・元町で米国式スタンダードな朝食を - ブレックファスト・プレート + 玉子1個追加 @バイ・ミー・スタンド.代官坂.元町.横浜:
2018-03-24 横浜・元町・代官坂のバイ・ミー・スタンド(BUY ME STAND)元町店 にて朝食。ここはユニークかつ美味しいサンドイッチを出す店。朝8時から開店していて、ゴージャスな朝食が食べられるので、朝から開店している飲食店が少ない元町近辺では貴重...