#8. 大閘蟹(上海蟹)の季節

2004-01-04

中華料理にも旬があります。秋の味覚と言えばマチガイなく 大閘蟹(上海蟹)でしょう。

大閘蟹 (上海蟹) は、10月から11月にかけてが旬で、本当にこの時期にしか食べられません。日本人にはそれほどありがたみが理解できないところもありますが、中国人にはこの季節にはなくてはならないものらしいです。どうも、 日本人にとっての松茸に匹敵する食材のような気がします。

一番人気がある料理は、実にシンプルなもので、生きた蟹を紐で縛って蒸篭 (セイロ) で蒸した蟹蒸蟹です。蒸しあがったものをばらしつつ、きざみ生姜を入れた中国製黒酢つけていただくと、これが絶妙な味。でも、正直言って、ほとんど量はなくて、物足りないカンジではあります (苦笑)。味を楽しむんものですな。

横浜中華街では、この時期にあわせて 上海蟹フェアを開催していて、どの店先にも 大閘蟹 (上海蟹) のポスターが張り出してあります。横浜中華街散歩していると、その気はなくとも、ふらふら?と入ってしまう (笑)。蒸蟹一杯、だいたい三四千円から (ただし、値段はピンキリ) で食べられます。

上海蟹フェアの横浜中華街
上海蟹フェアの横浜中華街

上海蟹は全て生きたまま空輸されてて来るため別名飛行機蟹とも呼ばれています。横浜中華街の生鮮食品店の店先で、 生きたままヒモで縛られて売られている上海蟹を見ることがあります。

こちらは、観光客向けのお店で売られている上海蟹。買って帰れば、自宅でも蒸蟹ができる?

横浜中華街の店先の生きた上海蟹
横浜中華街の店先の生きた上海蟹

こちらは中華街の裏手の方にある魚屋。こちらは、料理店からの買い付けがメインですな。

上海蟹を売る横浜中華街の魚屋
上海蟹を売る横浜中華街の魚屋

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