#448. 夜明けに晩春の雨を寝台で聞く

2001-05-03

夜明け頃、目が覚める。昨日からの雨は、まだ降り続いている様子だが、閉め切った部屋の中にいては、それもよくわからない。寝台から抜け出して、窓を数センチほど開き、また、寝台へ戻る。そうして、薄暗い部屋の寝台の上、窓からの雨の音を、うとうとしながら聞いている。ひんやりとした空気が、部屋へ忍び込んでくるのを感じながら。

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