2005-09-19
裸足で砂浜を歩く
十四夜の月は
海の上
波打ち際で
おいでと言うと
怖いからと
君は言う
ホテルの灯りで
それほど暗くはないのだけれど
それでも
怖いからと
君は言う
波が足を洗い
砂が渦巻く
僕はポケットに手を突っ込み
月を見上げている
その後ろで
君も見上げている
十四夜の月は
海の上
#751. 十六夜:
2008-09-15 遅い夏季休暇をとって、海辺のホテルに宿泊。海の上には十六夜の月。薄い雲を通して朧に映す。暗さを増した月を眺め、馬齢を重ねた自分を省みる。そんな歳になったのかとも思うのだけれど。
#703. 月も独り、我も独り:
2006-05-15 夜、寝台で目が覚める。なんで目が覚めたんだろう…ああ、ブラインドの隙間から、さし込む月明かり。その明るさで目が覚めたのだ。枕元の時計は零時を過ぎている。ブラインドを開くと、満月が中空に渡っている。寝台に腰掛けて、独り月を眺める。
#625. 昇る月の記事:
2004-02-06 夕暮れの時間、満月が昇ってくる。蒼く染まる空をゆっくりと。昇ってくる月がとても大きく見えるのは、地上の僕らにとてもとても近いからだと、子供の頃、信じていた。地上の向こうから昇りはじめて、高い空へ遠ざかってゆくから小さくなるのだと、信じていた...
#485. 月夜の金木犀:
2001-10-02 中秋の名月の前後には、金木犀(キンモクセイ)が香る。折り取ってきた金木犀をワイングラスへ挿す。そして、机の上のワインクーラー…一昨日買ったススキが挿してある…の隣へ、置く。ベランダの向こうには、信じられないくらい綺麗な満月。部屋の中には、ゆ...
#396. 月夜の金木犀:
2000-10-11 松任谷由実,十四番目の月次の夜から 欠ける満月より 十四番目の月が いちばん好き 闇の底に静かに匂い立つ 金木犀(キンモクセイ)。夜空には、ああ、金木犀色の十四番目の月。時々、僕の魂は、ここには無い。
more 月: 8 ...
#1082. 春を待つ夜:
2013-02-24 寝台の不機嫌な女神が冷たい足先を身体に押し付けて温かいと喜ぶ愛らしい顔を眺める幸せ 意味もなく脈絡なく同衾という言葉が理解できる夜だから此処にある幸せは誰にも渡さない くすぐるような髪の毛の柔らかな気配と溶けるようにすりよる感触に抱きしめる...
#1002. 詩は僕の上を通りすぎてしまった:
2012-10-05 詩は僕の上を通りすぎてしまった 今は何ももたらさず 心だけが裸で立って居る 詩を書きたい 詩が変える 詩とありたい でも 書けた詩は 泣きたいくらいに薄っぺらい 感情だけが昂ぶり 誰にも触れず独りだけで居る 雲のような嵐のような感情 だから...
#870. 冬天:
2012-01-30 独りで世界に歌をうたう 夢の中では あれほどたやすく歌えたのに 冷たい空気の底で歌うことが こんなに苦しいものだとは 冷たい空はどこまでも高く 涙だけが透き通っている 独りで世界に歌をうたう 僕の歌が世界の底から 冷たい空にすいこまれてゆく...
#749. 私は寂しかったから 貴女(あなた)と繋がった:
2008-08-14 私は寂しかったから 貴女と繋がった 肉体と肉体をすりあわせて 私は貴女と繋がっていると思いたかった 快楽も愛も 全てが繋がっていると思いたかった 私は寂しかったから 貴女と繋がった 肉体と肉体をすりあわせて 貴女が望み私が与えた 舌を這わせ...
#737. このいとしいもの:
2007-10-21 これを いとしいものと呼ぼう 名づけることを愛と呼ぶなら これは 私のいとしいものだ 空と地の間に吹く風だ これを いとしいものと呼ぼう 私にその資格が無くとも これは 私のいとしいものだ 私が名づけ 触れるものだ 雑踏の街角 緑なすの丘 ...
more 詩: 55 ...
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2018-03-26 横浜中華街・中華街大通りの一楽にて晩飯。一品目は、春メニューから春竹の子と干し椎茸の醤油煮込み。これは・・・素食(スゥシー,精進料理)の紅焼烩双冬かな? 紅焼(ホンシャオ)ともちょっと違うような、甘い香りのする焼付け具合が肉厚の干し椎茸とよ...
#1702. 福建料理 (閩菜) の定番麺料理 - 燜麺 (海鮮煮込みそば) @華錦飯店.横浜中華街:
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2018-03-24 横浜中華街・中山路の龍鳳酒家(りゅうほうしゅか)にて晩飯。こちらは家庭的なお店で、広東料理(粤菜)の家庭料理(家郷菜)が得意。一品目はビールの酒肴として春巻をオーダー。中身がしっかりと詰まった春巻は、カリッとかじると熱々の中身が口の中に弾け...
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