#644. 師走の梅

2004-12-27

Ume Tree

深夜。したたか酔って、花屋のショーウィンドウに張り付く。店の奥、あの灯りの下にある枝の束、少し開いた花…ああ、梅の枝だ。バッグもケーキもチョコレートもスーツもネクタイもリングも、欲しくは無い。ただ、あの一枝を、家の寝室に連れて帰りたいと思うのだ。したたか酔って、花屋の前で。12月の深夜に。

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