#402. イチョウの樹の下で

2000-10-15

冷たい大気。足元の枯葉と割れた銀杏 (ぎんなん) を、踏まないようにゆっくりと歩く。何処 (どこ) からか焚火の匂いが漂って来て、僕はわけも無くセツナクなる。そうして、銀杏ひとつ、靴先で弾いてみる。

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