#30. アローン・イン・ザ・ダーク

1998-10-09

最後の上映回の映画館に滑り込む。選んだ映画と映画館と日時が適当で、十分に幸運に恵まれれば、観客は僕だけだ。

まだ、緞帳はあがっていない。売店で何本か缶ビールを買い、スクリーンの正面に席をとる。今日の会社での仕事を忘れ、頭の中をからっぽにする。

開演のアナウンスが流れる。最初の缶のプルトップを引く。脳の奥でスィッチが切替わる。ぱちん。ヤー、イッツ・ショー・タイム。

関連記事

  • more 映画: 10 ...

新着記事