関帝廟 (かんていびょう) は、三国志の関羽を奉る廟で、商売の神様とされています。華僑が出かけて行くところに横浜中華街があり、横浜中華街があるところに関帝廟があると言われています。素晴らしい彫刻や、エキゾチックな雰囲気は、あまり「観る」ところのない横浜中華街にあっては、是非訪ねてもらいたいスポットです。
その際に注目してもらいたいのは、関帝廟の横にある来歴を示す碑文です。ガイドブックにも載っていないので、ほとんど注目されないのですが、内容を読むと、関帝廟が華僑の心のよりどころであるかを感じ取ることができます。碑文は中国語で書かれていますが、学生時代に漢文を勉強した人なら、読むのにそれほど苦労はしないでしょう。
一部を日本語訳すると、以下のようなります (僕の翻訳なので、だいぶ怪しげですが
(^^;
)。
『…(略)…横浜中華街関帝廟は 1862 年に建設をはじめた。先の華僑が一尊関帝神像をこの小廟に祀る。先の華僑の諸賢は、その身を異郷にありて、故郷の強く思い、親族を心にかけ、生きてゆくことを求めた。桃園之義を慕い、不撓不屈の闘志を持ち、お互いに助け合い、長い年月を過ごした。
1923年の関東大震災、1945年の第2次世界大戦の大空襲、1981年の雷の3回の災害を被るが、三度再建修復し、その威力は不滅であり、我らの平安を長く保つこととなる。…(略)…』
すっかり観光地として成功した横浜中華街ですが、それは華僑の人たちによる並々ならぬ苦労によるものであることは、想像にかたくありません。僕はこの碑文を読むたびに、華僑たちの異郷での労苦や差別との戦いを思います。そして、深い尊敬の念を感じるのです。横浜中華街は「食の遊園地」と呼ばれることがあります。でも、そこには華僑たちの歴史と生活が息づいてることを、碑文を読むことで感じてもらえると嬉しいです。
Mapionを使って地図を見る : 神奈川県横浜市中区山下町付近
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