#646. 光陰如箭 日月如梭

2004-12-30

もう、今年も終わりだ。そのせいもあって、最近よく一年が短いなあという話をする。

だいぶ以前に、何かの本で人間は、それまで生きてきた時間を基準に、一年を測るというような文章を読んだ記憶がある。つまり、 10 歳の人間にとっては 1 年は 1/10 であり、 20 歳の人間にとっては 1/20 、 40 歳の人間にとっては 1/40 ということになる。だから、 20 歳の人間にとっては 1 年は 10 歳のときの 1/2 だし、 40 歳の人間にとっては 1/4 となる。だから、年々歳々一年が短く感じる…という理屈だそうだ。

最初はなんだそりゃというような印象だったけれど、最近はとてもよく理解できる。まあ、要するにトシ食ったってことなんだろうだけどね(笑)。

光陰如箭 日月如梭

こういんやのごとし にちげつひのごとしと読む。中国の諺 (ことわざ)。年月は素早く過ぎ去るという意味。光陰日月時間をあらわす。の意で、光陰如箭は日本の諺光陰矢のごとしの元になっている。杼(ひ)と同意で、織機 (はたおり) に使う横糸を通すための舟形をした道具のこと。日月如梭は、機織のさいの杼(ひ)のように、時間が素早く動く (過ぎ去る) の例えである。

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