#546. ウィスキー・オン・ザ・ロック@ホーム

2002-08-13

全部のバーがそうじゃないけど、良いバーだと、ウィスキー・オン・ザ・ロックを頼むと、ロック・グラスに、グラスにぴしっと合うくらいの真ん丸い氷を一個入れて供してくれる。ウィスキー飲みにはとてもウレシいサービスだ。

で、まあ、そういったサービスに慣れた道楽者のウィスキー飲みは、自宅でも丸い氷を作ってウィスキー・オン・ザ・ロックを飲もうと思うわけです。こういうのは、きっと、僕だけじゃないと思うけど。

用意するものは板氷とアイスピック。その他には、包丁、果物ナイフ、アーミーナイフ、パン切りナイフとか、何でもありあり…らしい。基本的な手順は簡単で、板氷を割って、そいつのカドをアイスピックで順番に削ってゆくだけなんだけども、これがナカナカ難しい。僕の場合、出来上がるのは…大抵は歪な形の氷。おまけにウィスキーを飲みながら削ったりするので、危ないったらありゃあしない (苦笑)。苦労した結果の歪な形の氷 --しかも、なんか小さい-- でウィスキー・オン・ザ・ロックってのは、徒労感ではある。

そんなこんなで、一向に上達しない氷削りの腕に、我ながらうんざりしていたところ、 (有)大信製作所アイス・モールドという商品を発見。

モールド (mold) というのは、溶かした材料を入れて形を造る型のことで、アイス・モールドは、半球状のくぼみがある金属の間に氷を置いて、徐々に氷を融かし、球形に成型するものだ。 熱伝導率の良い金属で作ってあり、ヒーターなんかは使っていない。なんてスバラシイ。氷を挟んでおくだけで丸い氷ができる…おお、シンプルでビューテーフル。思わず、オンライン・ショッピングのメニューをクリックしてしまうが…直径 55mm 氷球を作成用で 59,000 円也。

5 万 9 千えーん…高いなあ。どうしようかなー。うーん、 5 万 9 千円分の氷を買って練習すれば、丸い氷って作るテクが身につくような気がするんだけど…うーん、うーん。

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