#332. 無窮と須弥の間

2000-04-09

人間とは何か---永遠と虚無の間に存在するなにものかであると、ある哲学者は言った。櫻の樹の下で寝転がり、青空を、櫻の花弁が散ってゆくのを眺めていると、そんなコトバを思い出す。だが、櫻の花弁を眺めながら、僕が思うのは、無限とそれを構成する無限分の一である。この瞬間のことだ。

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