#28. 震えて眠れ

1998-10-08

本格的な秋になり、だんだんと寒さが身にしみるようになると、昔使っていた ウォーター・ベッドが恋しくなる。

ウォーター・ベッドは、マットの部分が、水を入れたマットになっているものを言う。マットの下には、ヒーターをセットするようになっていて、水温を調節することで、冬場は暖かく眠れるようになっている。電気毛布と一緒だが、電気毛布などで、起き抜けに喉が渇いたりするような、あのカンジがなく、熟睡できた。

こういったベッドは、欧米では結構ポピュラーであるようだ。僕が手に入れたのはアメリカ製のウォーター・ベッドのキットで、材料がワンセットになっているものだった。組み立ては自分やった。構造は、ダブル・ベッド・サイズの巨大な升だと思ってもらえばいいだろ。そこに水を入れられるようになったマットをセットして、水道から水を入れる。日本酒なんかを呑む升酒の升に、夜店で売っている水の入ったボンボン (風船の小さいの) を押し込むと考えてもらえば間違いない。

組み立てはドライバだけで簡単にできるようになっているとされていたが、そこはさすがにアメリカ製だけあって、ネジの穴あけの位置がずれていたりして、結構苦労した。完成品を買えば良かったのかもしれないが、完成したウォーター・ベッドは 20 万を軽く超える、とても高価なものだった (北欧製のもので 50 万以上するものもあった)。キットは数万ぐらいで入手できたように記憶している。

できあがりは安っぽいカンジだったが、当時は、気に入っていた。たまに、マットに穴があいて、水漏れするのがご愛敬であったけど…。ちなみに、このマットはブラジル製だったりした。

あと問題だったのは、 ベッドの重量がハンパじゃないってことだろう。ベッドのサイズは、日本のセミダブルサイズあったの。縦 2m × 横 1m 弱 × 高 40cm ぐらいだっただろうか。これに水の入ったマットが入るわけだから…

水の容積: 200 cm × 100 cm × 40 cm = 800,000 ml

水の重量: 800,000 ml × 1 g/ml = 800,000 g = 800 kg = 0.8 t

という計算になる。この計算はベッドの木枠を含んでいない。 部屋の中に、軽自動車が入ってるようなもんだ。

このベッドも転勤に伴う引越しの際に、廃棄処分にした。今のアパートには十分なスペースがないっていうのも問題だったが、床が抜けるかもしれないと不安になったからだ。

まぁ、この問題さえなければ、いろんな意味で、良いベッドだったんだけど…。

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