#56. 世界の果ての大滝にベッドはゆっくりと巻かれて行く

1998-11-04

紅(あか)く大きな月の下
明るく光る海原の上
ダブルベットはゆっくりと
世界の涯へと流れてゆく
君もハダカだし僕だってそうさ
旅の始めに脱ぎ捨ててきた
服以外にも置いてきたものはたくさんある
萎えた陰茎に触れておくてれよ
未熟な乳房をさすってあげるから
風が巻いて星が流れ僕らの吐息がごおおと鳴る
ゆるゆるとゆるゆるとベットは加速して
世界の涯ての滝へと巻かれてゆく

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