#1475. [閉店] 金銀浸蛋豆苗+咸魚鶏粒炒飯@大珍楼本店.横浜中華街 - 豆苗と二種類の卵のスープ煮込み、塩漬け干し魚と鶏肉のチャーハン

2015-02-20

閉店: 大珍楼本店は、2017年1月30日に閉店しました。 尚、大珍楼新館は、引き続き営業しています。

バー、ケーブル・カー」で食前酒を飲んで、 横浜中華街西門通り大珍楼本店 (だいちんろうほんてん) に移動して、晩飯。

姐姐に食べ放題メニューを断り、単品メニューを持ってきてもらい、あれこれ悩む。

金銀浸蛋豆苗 (豆苗と二種類の卵のスープ煮込み) @大珍楼本館.横浜中華街

金銀浸蛋豆苗 (豆苗と二種類の卵のスープ煮込み) @大珍楼本館.横浜中華街

結局、金銀浸蛋豆苗 (豆苗と二種類の卵のスープ煮込み) をオーダー。 これは、豆苗 (とうみょう) を上湯 (シャンタン) で煮びたしにした料理。

豆苗と言うと、日本の中華料理店では、炒めものぐらいしかメニューに載せないので、珍しい料理だと思う。 同種の料理というと、横浜中華街で知っている範囲では、以前、桂宮で食べた双色蛋蒜子浸時蔬 (スープ入り季節野菜とピータン・塩玉子煮) ぐらいかな。

金銀蛋は、金蛋=咸蛋 (鹹蛋, シエンタン) と 銀蛋=皮蛋 (ピータン) の二種類の玉子のことを指す。

咸蛋 (鹹蛋) は、アヒル玉子の塩水漬け。 皮蛋 (ピータン) はアヒル玉子を石灰・木炭を混ぜた粘土を塗りつけ、籾殻をまぶして保存したもの。

スープから豆苗を引き上げて口に頬張ると、まずシャキリとした食感が楽しい。 上湯に咸蛋皮蛋の黄身が程良く溶け出した渾然一体の複雑な風味が、舌の上を圧倒する。 咀嚼していくと豆苗の少し青臭いような香りに、大蒜片からの香りと混じりあい、これがまた食欲をそそる。 合いの手のフクロタケの柔らかな食感もまた楽しい。 程良く火が通ったごろりとした大蒜片を齧ると、ぎりぎり固さを保ちつつ、ほっこりした味わいも楽しめて、これは酒が欲しくなる。

この料理は、相変わらず素晴らしく美味しい。 ただ、大蒜片が丸のまま入っているので、翌日、人に合う約束がある場合は、注意が必要かなあ(笑)

咸魚鶏粒炒飯 (塩漬け干し魚と鶏肉のチャーハン) @大珍楼本店.横浜中華街

咸魚鶏粒炒飯 (塩漬け干し魚と鶏肉のチャーハン) @大珍楼本店.横浜中華街

二皿目は〆に咸魚鶏粒炒飯 (塩漬け干し魚と鶏肉のチャーハン) をオーダー。

これは、咸魚 (鹹魚, ハムユイ, ハムイー) を使ったチャーハン咸魚 は日本のくさやのようなの発酵食品で、魚を塩漬けして発酵したもの。 広東料理 (粤菜) でよく使われる食材である。 少し強めの発酵臭は好き嫌いが分かれるけど、好きな人にはたまらなくゴージャスな味と香り。

大珍楼炒飯は、相変わらず油の加減が程よく、食べはじめると止まらない。

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