#1002. 詩は僕の上を通りすぎてしまった

2012-10-05


詩は僕の上を通りすぎてしまった

今は何ももたらさず
心だけが裸で立って居る
詩を書きたい 詩が変える 詩とありたい
でも 書けた詩は
泣きたいくらいに薄っぺらい

感情だけが昂ぶり
誰にも触れず独りだけで居る
雲のような嵐のような感情
だから
僕は自身がからっぽになりたい

詩は僕の上を通りすぎてしまった

新しい詩を書きたい
積み重ねた年齢と経験
厚くまとった鎧衣・皮膚・甲殻を捨てたい

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