#643. 人間的な夕食

2004-11-23

Cambell Soup

風邪をひいて三日寝込む。 キャンベルのカンスープだけで生きていたような気がする夕暮れ、もう大丈夫だと身体が告げ、もうだめだと精神が告げる。ずりずりと寝台から起き上がり、シャワーを浴びて、服装を整える。人間的な夕食をとるために。肌寒い夕暮れの 元町 を歩いて、いつものバーでホットバタードラムを2杯。それから横浜中華街の南門の下を通り抜け、中華料理店で白菜の大蒜 (にんにく) 炒めでにビールを1本。それに魚のすり身を蓮根 (れんこん) に挟んで揚げたやつで、さらにビールを1本。もうそれだけでダウン。時折、ゴホゴホとせきをしながら自宅へ帰る。もう、寝台だけが恋しい。雑踏が流れてゆく。

新着記事