#521. ミニとジャージ

2002-04-12

雨が降る朝、混み合った列車に制服姿の女子高校生が乗り込んでくる。今時の制服のミニのスカートの下は、ジャージだったりする。思わずクスリ。だいぶ以前の、土砂降りの雨の中での、ある女性との会話を思い出した…

雨の中を歩きながら。


              女性はいいよなー。男はパンツだもん、雨だとぐしょ濡れで気持ち悪いよ。スカートなら、そんなに濡れないで、いいでしょ?
              スカートだと、足に雨がじかに当たった冷たいのよ。雨の日にはパンツがいいわね。だいたいジーンズが一番
            

浅慮な僕は彼女に深く謝罪した。

そんなわけで、列車の彼女が冷たい雨を嫌がってジャージを穿いているのは、すぐにわかった。で、思ったのだ。女の子の制服がスカートだけってのは、やっぱり、よくないと。スカートもパンツも選べるような、そんな制服がよさそうな気がする。そんな制服を採用している学校ってあるのだろうか…。

列車は雨の中を都心へ向かい走り続け、僕の思考は、現代社会における制服とジェンダーの問題へ、ぼんやりと移ろってゆく。いつの間にか、乗り込んできた彼女は、いなくなっている。

関連記事

  • more 少女: 7 ...

新着記事